発芽玄米
発芽玄米とは・・・発芽玄米は玄米をぬるま湯につけて0.5~1㎜くらい発芽したもののことをいいます。発芽することでうま味や栄養素が増します。
発芽玄米は栄養満点!と言われていますが、どんな栄養がたっぷりなのでしょうか・・・・??
玄米や白米との違いは、なんといっても「GABA(ギャバ)」といわれるアミノ酸が増加することです。
GABA(ギャバ)という名前は耳にしたこともあるかもしれませんが、じつはこの名前は略語名で、正式には「γ―アミノ酪酸」と言い、グルタミン酸から生成されるアミノ酸の一種です。
GABAは脳内に多く存在している“抑制神経伝達物質”です。脳の情報伝達は興奮性神経伝達物資である「グルタミン酸」と、そのグルタミン酸から作られる抑制性神経伝達物質である「GABA」によってバランスが保たれています。
興奮しているときは、興奮性神経伝達物質が過剰分泌しているのですが、GABAはそれを抑えてリラックさせます。そのため“抗ストレス作用”があると言われています。
また、必要に応じて脳に送る酸素の量を増やし、脳細胞を活性化する働きがあります。
そのため、
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意欲低下の改善
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アルツハイマー型認知症の予防・改善
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ボケ防止
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長期記憶促進作用
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精神安定作用
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抗ストレス作用
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抗不安作用
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神経を鎮める
の効用があります。
そのほかにも
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血圧を下げる
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血中コレステロールを減少させる
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中性脂肪を抑える などの作用がある他
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学習行動におよぼす好影響
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睡眠におよぼす好影響がみられるなど多くの研究がされています。
GABAの効果・効能により発芽玄米は栄養豊富の注目食材であります。GABA以外の栄養素だってたっぷりです!
「γ-オリザノール」
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更年期障害
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自律神経失調症などを軽減
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抗ストレス作用
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抗ステロール作用
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血糖値を下げる
「イノシトール(ビタミンB複合体)」
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脂肪の代謝を高め血液中の脂質を減少させる
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抗脂肪肝作用
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神経細胞膜に多く含まれ脳細胞に栄養補給をする。
その他にも発芽玄米には、
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マグネシウム
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カリウム
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カルシウム
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ビタミンB1 などが多く含まれています。
また、血糖値のどれくらい急上昇するかがわかるGI値が白米100%で81、白米2:発芽玄米1で68、白米1:発芽玄米2で60、発芽玄米100%で53であり、発芽玄米が多いほど、血糖値の急上昇をおさえてくれます。
このようにみても栄養価の高い発芽玄米を食べることは、健康でいるためには欠かせませんね~。ぜひみなさまも一度、発芽玄米をトライしてみましょう!