シシャモのオスは何処へ!

食卓の酒の肴としてよく食べられるシシャモ。

シシャモはアミノ酸を理想的なバランスで含んでおり、ビタミン、ミネラルも豊富に含んでいます。

シシャモはEPA(エイコサぺンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)を含んでおり、血栓の形成を抑えてくれます。

そしてアレルギーを促進する酵素を阻害し、アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそく、慢性気管支炎などのアレルギー症状の緩和に効果があります。

シシャモという呼び方はアイヌ語から来ており、アイヌの伝説などでも良く登場する魚です。

アイヌ民族には、飢えに苦しんでいたアイヌの娘が川岸で祈りをささげていると、柳の葉が川に次々と落ちてきて、それがシシャモになって泳ぎ始めたという言い伝えがあります。

なので漢字では「柳葉魚」と書きます。

シシャモはキュウリウオ科の魚で、国産のものは激減しており、キュウリウオ、カラフトシシャモを輸入し、シシャモとして市場に出回っています。

秋に川を上って産卵するので、この卵を持ったものを子持ちシシャモとして、お酒のあてに珍重されています。

サイズの大きいものほど、味が良く、北海道などでは寿司のネタとして食べられています。

しかしこのシシャモは、すべて卵を抱えた子持ちのメスです。オスはどこに行ってしまうのでしょうか?

1970年代から漁獲量の減少に伴い、同じキュウリウオ科に属するカラフトシシャモが代用品として出回るようになりました。

JAS法改訂による表示の厳格化で、カラフトシシャモをシシャモと表記することは原則的にできません。

ただ、干したり、塩水に漬けるなどの加工を加えた物はシシャモとしての販売が認められたので、

現在でもカラフトシシャモが「シシャモ」として流通しています。

本来のシシャモのオスは市場に流通していますが、カラフトシシャモはメスだけです。

オスはペットフードに加工されたり、水族館などでの海獣類への餌などに使用されているんです。

ただ栄養面では、メスの場合は卵に脂分が移行するため、オスの方が脂がのっています。

ですのでDHA・EPAの含有量も、オスの方が若干多くなります。

みなさん、本日の酒の肴にいかがでしょうか?