コーヒー
皆さんは、今日飲みましたか?
コンビニでも挽きたてのコーヒーを飲むことができるようになったり、
外資系のチェーン店もいたるところに増えコーヒーを飲む人が増えてきましたね。
コーヒーは健康に良い効果があるという研究も世界中で多く報告されています。
例えば、以下のような効果が期待されています。
●心臓血管の病気や心疾患のリスクを軽減させる
●脳卒中のリスクを軽減させる
●2型糖尿病のリスクを軽減させる
●死亡リスクを下げる
●美肌に効果がある などなど
コーヒーに含まれるポリフェノールがなんらかの影響を与えているようですが
これからさらに研究を深めていく必要があるようです。
一方、コーヒーの飲みすぎは、カフェインの過剰摂取につながり
中枢神経系が過剰に刺激によるめまい、心拍数増加、不眠症、興奮、不安、
また、消化器官の刺激による下痢、吐き気、嘔吐のような注意も必要です。
そんなコーヒーですが、わが国では、1日の摂取許容量のものが明確に設定がされていません。
日本食品安全委員会では国内外の情報をもとにファクトシートというものを提示しているほか
農林水産省においては、カフェインの過剰摂取について注意が必要としています。
海外では、米国の2015年の栄養ガイドラインに関する科学レポートによると
健康な大人のカフェインの適正な摂取を、
1日400mg、マグカップで約3杯程までであれば
カフェインの慢性毒性のリスクは増加しないとしています。
欧州食品安全機関では,大人ではカフェイン摂取量が3㎎/㎏体重/日であれば
急性毒性の懸念はないとし、習慣的なカフェイン摂取については妊婦を除く大人で
1日当たり400㎎までであれば、健康リスクは増加しないとしています。
コーヒーの健康効果は期待がよせられていますが、
飲み方によっては肥満を助長するとも考えられています。
米国人は砂糖やクリーム、フレーバーシロップなどを加えているコーヒーにより
余分なカロリーを摂取しているという研究報告もあるのです。
米国では1億6千人以上がコーヒーや紅茶を飲む習慣があるそうですが
多くの人は、砂糖やクリーム、フレーバーシロップ、
その他のカロリーのあるものを、
コーヒー愛好家では約2/3、紅茶愛好家では1/3は加えて飲んでいるようです。
それにより、米国人のカロリー摂取量が増加しているそうです。
それらは砂糖・脂肪・飽和脂肪酸を増加させます。
健康によい、といってもコーヒーの飲み方によっては
肥満を招くことにもなりかねません。
外国の情報の場合は日本人との体格差も考慮し、疾病予防の場合と考えても
コーヒーはブラックで3杯程がよさそうですね。